時として、おれは歓喜する白色の民族らに蔽われた、はてもない海浜を空に見る。
黄金の巨船は頭上で朝風に色とりどりの旗をひるがえす・・・


いまたまたま手にとったランボーの『地獄の季節』を読み、
その言葉の強さに驚いて30分ほど夢中になって読んでいた。
誤訳の多い小林秀雄による翻訳だが、これほど言葉の力の強い訳なのだから、
細かい技術的なミスなどには目をつぶりたいものだ。
僕はどうやら偉大な作家・詩人や思想家の自伝が好きらしい。